悉皆のページ


着物が傷むといえばやはり着る機会が多い茶道教室の先生方です、当店はそんな茶道教室をお得意先にして長年営業を続けています、色無地の染替えや洗い張りはもちろんあらゆる染色補正についての経験は豊かです  私が悉皆をすることにより小売店だけではまず手に入ることのない商品つくりの情報、を知り又小売をすることで悉皆屋、問屋さんでは知りえない仕立て、色柄の見立てなどの知識を持っています
新しい着物は仕立て映えもよく美しく出来上がりますが、耐用年数の長い和服はいつの間にか知らぬうちについてしまったシや汚れで徐々にくたびれてきます、そこで洗い張りをすると着物から湿気が抜けて軽くなり、生地に収縮が起こり風合いに腰が出てきます、また取れなくなったシミや汚れは、その上に加工を施すことにより着物として甦ります 

寸法直し
、これはご婦人方のみならず男性も年齢を重ねるごとに体型が変化をして身幅や裄丈が合わなくなってきます又裏地(八掛け)の色などが派手になってきたりします これを仕立て屋さんで寸法直しをしたり八掛けの付け替えをします
寸法直しの代金
袖丈直し 肩裄直し 八掛けの付替え
単着物 ¥4000 ¥6000
袷着物 ¥5000 ¥8000 ¥15000
振袖 ¥6000 ¥8000 同上
染色補正、いい生地の着物がシミなどの変色により着れなくなるのは惜しいものです、ほとんどのシミなどの汚れは手当てが早ければ取れるものなのですが気がつかないうちにシミがついていたりカビが発生していて変色していたりと通常のシミ落しでは手当てしきれないものがあり、そこで染色補正が必要になります 染色補正やシミ落としには決まった値段がありません いくらかかるかは補正の難易度とかかった時間により違います こんなことまで出来るのかと思えるような補正があるかと思えば 簡単に見えていてもどうしょうも無い着物に出会うこともあります
加工の種類と注意点

弱い生地
これはうっかり触れません、破れる恐れがありトラブルの元になります 生地を縦からと横からと力を入れてひねってみてミリミリと糸が切れなければOK
加工工程の不明な着物 廉価版の着物は安く上げるためにあらゆる技法が使ってあり染料、生地など通常では信じられないような加工がしてあることがあります 着物を見てからお断りする場合があります
カケツギ 釘で引っ掛けたりカビが元で穴が開いたりした着物も補正ができます
シミ落とし シミがついたらまず自分で触らずにまず見せてください 早ければ速いほど取れやすいものです うっかり擦ると擦れ直し代が別途掛かることになります シミ落としはお金を掛けると完全に元に戻るというわけではありません 
染色補正、地直し 地色替え、挿し色の入れ替え、取れないシミの補正、あらゆることに精通しております お問い合わせください
防水加工(撥水加工)について
防水加工(撥水加工)シミの付くのを防ぐための有効な加工です 確かにジュースやコーヒー、ビール、お茶、等水分多くてシミになると取れにくいモノもシミになるのを防いでくれ重宝します しかし油性のシミや粘着性のあるシミに対しては効果はありません 防水加工(撥水加工)がシミ抜きの薬品まではじきますので取れるはずのシミが取れなくなったり染色補正のときにも染料をはじきますので防水抜きをしないと加工が出来ません 
どういうことかといえば生地に皮膜(皮膜という言い方は正しくありません)が被るためにその内側にシミが入り込むと皮膜が邪魔をして取れにくくなります 染色補正も染料をはじいてしまうためにうまく染まりません 又絹の感触も変わります 防水加工は一長一短があると理解してください 

追加情報
基本的に一度防水加工をするともう防水加工は抜けませんシリコンを完全に除去することは不可能です 防止抜きという加工はどうして染まるかといえば浸透剤を入れて染まるように加工をしているだけです 防水が抜けたわけではありません
 
柔軟加工

着物の皺は(皺(シワ)は皆さんから嫌われます 仕立てあがった着物を納品するときはもちろん御召になられた後の皺(シワ)もクレームとしてお聞きすることがあります これを防ぐために柔軟加工というあります 薬品により生地の打ち込みをゆるくします(糸同士がきしまないように摩擦を軽減します)生地によってはこれで解決することもありますが生地の打ち込みをゆるくすると座ったときに生地が寄ってしまい(スリップ現象)クレームに発展してしまいます 極端な例ですが超高級品の芭蕉布が硬いためにお客様からクレームがつき、仕立てる前に柔軟加工をしたそうです、芭蕉布は本来の暑いところで着る様に出来ており生地の風合いは張りがあり硬いのが特徴ですこれに着心地を良くしようと柔軟加工を繰り返し掛けたそうです、すると仕立てるときに、ハサミを入れるとバラバラとほつけてきて仕立てることは元より裁つことすらままならず 返品になってしまったそうです

又これは刺繍師さんで見たことですが塩瀬の帯に刺繍を入れようと生地を枠に張ると生地目が走って筋が入ってしまい買取のクレームとなってしまいました 刺繍師さんは今まではこんなことはなっかたのにと困っておられましたが、悉皆屋さんが問屋さんに納品するときに生地の張りが強すぎるので柔かくするようにとクレームを受けたため次に加工に出す生地に柔軟加工をしたのが原因でした

品質の悪い生地はお尻や膝が出てきたり皺も戻らないことがありますが、糸質のいい生地でも皺は避けられません(膝やお尻が出るということはありませんが出来るだけ続けて同じ着物は着ないようにしてください)何度も着込んで柔かくするのが本来の姿です 生地本来の持っている地風以上に柔かくしようとすると無理が出ます ご注意ください着物の皺についてはこちらもご覧ください
洗張りと丸洗い(クリーニングとの違い

丸洗いは仕立て上がったお着物をそのまま揮発で丸洗い(ドライクリーニング)をします 洗い張りは仕立て上がったお着物を全て解いて水洗いをします(着るためには別途お仕立て代が掛かります) 基本的に丸洗いは揮発で洗うために水性のシミは取れません又洗い張りでは油性のシミは取れません(別途しみ落し代が掛かります) たとえばゆかた等の汗シミは水洗いをしないとドライクリーニングでは取れません 当店では着物の扱いに慣れた店で着物の汚れの質に応じたクリーニングをしています  

ここでシミ落としにも触れておきます クリーニング屋さんでもシミ落としはできますが本来のシミ落とし屋さんとは使う薬品が違います クリーニング屋さんでは全体を洗うのを目標にしているために強い薬品は使いません(個々にどのような状態の品物かを見分けてそのたびに薬品を替えることは出来ません)シミ落とし屋さんはシミを落とすのが目的なので生地の状態やシミに応じて使う薬品を変えます(過去にはシミにより青酸カリを使うこともあったようです) 強い薬品を使うと生地が痛みますのでシミの取れ具合と生地の状態との折り合いをつけてシミ落としをしています 

実際にシミが消えているので100%取れたと思いますが仕立て上がった着物を部分的にシミ落しをしますので使った薬品がわずかですが残っています 保存状態や経年によって輪シミが出てきたりすることがあります このあたりはTOPページからリンクの京都市染色試験場にアクセスしてください

染め替え、地色の替え

最近、付け下げや訪問着が派手になったので地味にして欲しいという注文が入るようになりました、加工により出来ますが一番簡単なんのは目引きといって生地の上から地味になるように薄いブルー系の色を引き染めします  柄の色も一緒に染まりますのでコントラストが低くなります 高級品には柄部分を糊で伏せて柄に色が入らないようにしてから引き染めをします
 
ただこういう仕事にはリスクが伴います お金をかけるから良くなって当たり前と思っていると、着物を御召なられて過去にシミ落としをしたり製造の過程で地直しがしてあるともううまくは染まりません 防水加工もしてあるとムラになったりはじいたりしてうまく染まりません 地色を地味にすると今度は地色に合わせて染めてある友禅の色が目立ってきます、今度は色挿しの友禅の色も地味にする必要があります難しい仕事で慣れとセンスが問われます  

着物にシミをつけても絶対にしてはいけないこと

慌てて自分でシミを取ろうとしてこすらないこと 上記のシミ落としの欄にも書いておりますが絹は水に濡れると硬くなります シミの水分で濡れた着物をハンカチなどで擦ると摺れが起こります(毛羽が立って白くなる)こうなると擦れ直し代がかかることになり ひどく擦ると元に戻らなくなります 染め替えることも黒に染めることも出来ません 柄を置くか小紋に染めるかですがどっちにしろ高くつきます
メールヘ  必ず返信いたしますが届かないときは再度お送りくださ

各種加工(紋入れ、無地染代、染替え色抜き)などの各種加工代は いろんな種類の加工方法があり
ますのでお問い合わせくだい
ここに掲載している以外にも着物や帯の丸洗い、喪 服の色揚げ、などあら
ゆるご相談に応じます
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